fc2ブログ

晩夏の谷川岳その2 ~ 一ノ倉沢周辺ハイク

晩夏の谷川岳 翌日は谷川岳ベースプラザから 国道291号線の通行止め区間を清水峠方面に向かって歩き、一ノ倉沢を中心とする谷川岳特有の岩稜岩壁を見学するハイクを行いました。
7m4gza の中高校生時代は、この谷川岳での遭難事故 (ロッククライミング滑落事故が殆どでした) が頻発した時期でもあり、高校時代登山部に在籍して、南アルプスを初めとして、奥秩父、奥多摩、丹沢の山々を歩いてきた自分にとって、遭難事故は考えさせられる課題でもありました。谷川岳周辺は昭和初期の統計開始から起算して、現在まで延べ800名以上の遭難犠牲者を惹起した山域であり、「魔の山」と称される山域でもあります。
高校時代、登山部の部室には、谷川岳の遭難史や鎮魂歌を綴った書物が多数あり、若き 7m4gza は驚愕の想いを以って読み漁ったものでした。
遭難事故は家族や周囲の方々全てに深い悲しみと多大な迷惑がかかります。今一度、登山や野外活動の安全を考えるに良い機会だと思いました。
7m4gza20160825Tanigawadake (1)
7m4gza20160825Tanigawadake (2)
宿泊した「土合山の家」からみた土合駅の駅舎。

7m4gza20160825Tanigawadake (3)
7m4gza20160825Tanigawadake (4)
7m4gza20160825Tanigawadake (5)
谷川岳ベースプラザから国道291号線の通行止め区間を清水峠に向けて歩きます。

7m4gza20160825Tanigawadake (6)
西黒尾根の登山口。ここから谷川岳への登山か始まります。次回はここを出発点としたい。

7m4gza20160825Tanigawadake (7)
7m4gza20160825Tanigawadake (8)
足並みも軽やかに 吉田隊員と長さん隊員

最初の見学地点 「マチガ沢出会い」
7m4gza20160825Tanigawadake (9)
7m4gza20160825Tanigawadake (10)
7m4gza20160825Tanigawadake (11)

7m4gza20160825Tanigawadake (12)
身障者の方々の為の電気バスが、谷川岳ベースプラザから一ノ倉沢まで運行しています。定員10名。

そして「一ノ倉沢」世界で最も遭難犠牲者を惹起させた岩稜岩壁
7m4gza20160825Tanigawadake (13)
7m4gza20160825Tanigawadake (14)
7m4gza20160825Tanigawadake (15)
7m4gza20160825Tanigawadake (16)


7m4gza20160825Tanigawadake (17)
7m4gza20160825Tanigawadake (18)
多大な遭難犠牲者の為の慰霊碑・記念碑が沢山…いたる処に設置されてます。

7m4gza20160825Tanigawadake (19)
烏帽子岩 と 衝立岩 

7m4gza20160825Tanigawadake (20)
7m4gza20160825Tanigawadake (21)

一ノ倉沢から更に奥へ進みます。ここから舗装路ではなくなります。
7m4gza20160825Tanigawadake (22)

ここは「幽ノ沢出会い」 この地も遭難犠牲者を多く出しています。
7m4gza20160825Tanigawadake (23)
7m4gza20160825Tanigawadake (24)
7m4gza20160825Tanigawadake (24)
7m4gza20160825Tanigawadake (25)

幽ノ沢 の遭難犠牲者の為の 慰霊碑
7m4gza20160825Tanigawadake (26)

幽ノ沢 の奥に 「ぶなのしずく」
7m4gza20160825Tanigawadake (27)
7m4gza20160825Tanigawadake (28)

再び 一ノ倉沢 まで戻り 「土合山の家」で作っていただいた おにぎり弁当 です。
7m4gza20160825Tanigawadake (29)
7m4gza20160825Tanigawadake (30)

7m4gza20160825Tanigawadake (31)
しばし お弁当をいただきながら 一ノ倉沢 を見上げて 感無量の吉田隊員


7m4gza20160825Tanigawadake (32)
もうすぐベースプラザです。今回の山旅もおわりです。

7m4gza20160825Tanigawadake (33)
登山指導センターです。

7m4gza20160825Tanigawadake (34)
ベースプラザまで戻ってきました。お疲れ様でした。

最後に…登山や野外活動は人的災害の他に、天候や地理的要因の災害に巻き込まれる事は、かなりの可能性があると考えなければなりません。今一度、安全の確保とは…考えてみたいですね。





スポンサーサイト



晩夏の谷川岳その1 ~ 天神尾根登山

KKWF の異端児、7m4gza が谷川岳初挑戦。関東の北部の山々は尾瀬歩きと至仏山登山 以外は機会がありませんでした。そこでKKWF の若き 吉田隊員と 7m4gza の日頃の山仲間 長スロープさん(以下 長さん)と共に谷川岳のポピュラーコース 天神尾根にて歩いてきました。
7m4gza20160824Tanigawadake (1)
谷川岳ベースプラザにて 始発ロープウェイを待ちます。

7m4gza20160824Tanigawadake (2)
ロープウェイにて天神平に到着

7m4gza20160824Tanigawadake (3)
7m4gza20160824Tanigawadake (4)
天神平から熊穴沢避難小屋周辺までは木道が多く平坦な登山路。

7m4gza20160824Tanigawadake (5)
熊穴沢避難小屋を過ぎるとコースは急登が始まります。

7m4gza20160824Tanigawadake (6)
ひたむきに歩き、そしてしばし休憩…

7m4gza20160824Tanigawadake (7)
オヤマリンドウ…らしいです。可憐なつぼみです。

7m4gza20160824Tanigawadake (8)
7m4gza20160824Tanigawadake (9)
濃霧で視界ゼロの中、ひたむきに歩きます。やがて肩の小屋に到着です。

7m4gza20160824Tanigawadake (10)
元気にパワーアップした吉田隊員!

7m4gza20160824Tanigawadake (11)
日本三大急登 西黒尾根 の分岐点。次回はこの尾根コースからチャレンジしたい!

7m4gza20160824Tanigawadake (12)
トマノ耳が見えてきました。もう少し…汗

7m4gza20160824Tanigawadake (13)
谷川岳トマノ耳 標高 1,963 m やりました。視界はゼロです。

7m4gza20160824Tanigawadake (14)
更に歩みを進めて…オキノ耳が見えてきました。もう少しもう少し…汗 汗

7m4gza20160824Tanigawadake (15)
谷川岳 山頂 オキノ耳 標高 1,977 m やりました。視界はゼロです。でも初登頂です。嬉しい 7m4gza です。

7m4gza20160824Tanigawadake (16)
帰路は天神平まで 歩みも軽く… 熟年パワーで心優しく いつも元気な 長スロープさん。

7m4gza20160824Tanigawadake (17)
膝の不調にもめげずに頑張った 若き吉田隊員。 

7m4gza20160824Tanigawadake (18)
天神平にもうすぐ到着。よく歩きました。お疲れ様でした。今夜は 「土合山の家」に宿泊します。

リニア新幹線 ~ 南アルプス中南部のトンネル建設工事の是非は?

Yamakei Online / 山と溪谷社.

昨年末から、リニア中央新幹線の南アルプストンネルの建設工事がスタートしています。
リニアで南アルプスを壊さないで! 7月14日(木)に、この問題を広く伝え、賛同署名を募る集会が東京・上野で開催されます。

リニアで南アルプスを壊さないで!7月14日に東京・上野で賛同署名を募るスタート集会を開催 / Yamakei Online
 昨年末、リニア中央新幹線の南アルプストンネルの建設工事がスタートした。これは、トンネルが地下にできるだけではなく、南アルプスの景色が大きく変わることを意味する。 まず、周辺の登山基地は、工事関係者の宿舎やヤード、変電施設といった工事のため...

http://www.yamakei-online.com/journal/detail.php?id=3691

(7M4GZA)環境問題は「自然保護の倫理観点」と「地域振興復興、経済発展」と云う、相対する両方の局面を有する議論が必要な為、一方的な個人的意見供述は今までは極力控えていましたが…。「リニア新幹線」の建設運行ルートに関して、南アルプスの中央部や南部を通るルート上に建設されるトンネルの工事。日本の高山の中でも「秘境」と位置される「荒川岳周辺」への環境の影響度、工事から排出される巨大な残土置き場で秘境景観の激変が心配されます。山と自然を心の底から愛してやまない皆さん方、しっかりと考察して、我々は今なにをすべきかと問う時期なのかもしれませんね。「Yamakei Online / 山と溪谷社.」の記事から抜粋しました。

5年ぶり甲武信ヶ岳&瑞牆山

梅雨の晴れ間、甲武信ヶ岳と瑞牆山に1泊2日で行って来ました。

甲武信ヶ岳は5年前、西沢渓谷から日帰りピストンしてバテバテだったので、今回は母ちゃんも一緒だし、比較的楽な毛木平から登りました。

瑞牆山もいつものコースを変え、みずがき山自然公園先の林道終点からの黒森コースにしました。


自宅から車で2時間半、ここがstartです。


平日なので駐車場はガラガラ。






気持ちの良い樹林帯、渓流沿いをダラダラ登ります。湿気が多いので、苔が綺麗です。帰りこの苔に滑り、肋骨にヒビが…




千曲川 信濃川の水源地。初めの一滴をいただきます。




急登をクリアし縦走路に出たら…


間もなく…


山頂に到着です🎵


どこに行っても富士山は探してしまいます。雲は多かったですが、金峰、瑞牆、両神、八ヶ、南アetc.中々の眺望でした。


周回コースの十文字峠方面へは行かず、ピストンで下山。🍺が呼んでいる😅


お疲れ様😆 車は倍に増えてました。ここでアブが集団で襲って来ました😰 stretchもそこそこに逃げ出します❗


山小屋では味わえない料理を堪能😂
でも🍺が一番❗かな🎶


宿の玄関にいた熊の剥製、この間遭遇した熊の方が大きいかな⁉


2日目、瑞牆山黒森コースstart。みずがき山自然公園先の林道終点のスペースに駐車。8時で6、7台でしたが、下山時13時には溢れてました。






不動滝を経てひたすら登ります🏂


途中、大岩を押しのけ… ウソ😅


梅雨時とは思えない素晴らしい天気☀
人が一杯! 早々に下山します、夕方には飲み会なんです😒


こんな場所は登りより下りが恐いです(>_<)


あっという間に下山。


そして地元で焼肉パーティ🍺🍖

2日間の山行、疲れました😣
重装備の数日間の縦走を考えたら、大したことでは無いはずなのですが…
もしかしたら先週の黒戸尾根日帰りの疲れが残っていたのかなぁ😲
もう年なのかなぁ😅
飲み疲れの噂も有りますが……
それにしても初日に思わぬ怪我も有り、良く登りましたヨ😂

母ちゃんは友達と今日も山に行ってるんです💨
恐れ入りました🙇

甲武信ヶ岳 CT
自宅3:50~6:25毛木平6:40st~ナメ滝8:30~水源地9:45~甲武信ヶ岳10:45(昼)11:20~水源地12:00~ナメ滝12:55(肋骨にヒビ)~毛木平14:30~川上村宿泊地16:00(泊)

実CT 7:55 (休憩込み)
CT 7:10 距離14.2k


瑞牆山 CT
川上村宿泊地7:20~林道終点8:00st~不動滝8:45~瑞牆山10:30 10:45~不動滝11:55(昼)12:15~林道終点12:55~自宅15:40

実CT 4:55 (休憩込み)
CT 4:20 距離 5.6k


毛木平近くにベニバナイチヤクソウの群生地が有りました🌺 凄い数でしたヨ😊

甲斐駒ヶ岳 黒戸尾根 日帰り

還暦の前に実行したかった甲斐駒ヶ岳黒戸尾根からの日帰り。
6年間懸案でした。と言うか距離18k、CT15時間10分にビビッていたのが、本音でした😢

日本三大急登の甲斐駒ヶ岳。実行するにはピークの脚では時間が掛かるので、夏至の時季しかない、と思い天気の様子を見ていたら明日が絶好のchance☺
駄目元でMさんを誘ったらひとつ返事でOk。有難いMさん💖




4:05 ヘッデンを点けいよいよstart💡




駒ヶ岳神社に安全祈願🙏




日が登り始め、朝もやの中ひたすら登ります


最初の分岐 笹の平。甲斐駒迄まだ7時間😰


最初の難所 刃渡り 落ちたら死にます😱






刃渡りからは富士山、地蔵岳、八ヶ岳がバッチリ✌ 眺望が有ったのはここまで 。ガスに覆われてしまいます😢




ほぼ垂直なのですよ😣


七丈小屋到着。あと2時間👊


テン場は離れ過ぎ❗夜🚻に行く時、滑落するのでは😵 呑兵衛なので…😅


剣は触っちゃ駄目です😠






やばい所の連続💦 でも楽しいのです🎵






核心部分に突入❗ 森林限界を越えます💨


北沢峠分岐、峠迄3時間だと❗ざけんな😡


白砂を噛み締めて…


自身3度目😆黒戸尾根は初✌


一瞬晴れました☀


駒ヶ岳神社の本社がここに有るとはビックリ👀




下山は速やかに❗日が暮れる前に着きたい。


お!テント😲チョッピリ羨ましい☺




今頃になって晴れて眺望が。日向山がまだはるか彼方😢


放心状態⁉ なっちまうわな😨


最後の難所 刃渡りを慎重に🏂 凄いナイフリッジでしょう❗


長い長い山行もこの吊り橋で終了(^^)v


無事下山を神様に感謝🙇


勇者二人👊 安堵しました😌
それにしてもMさん、貴方は007 ダニエルクレイグなのでは?


イチヨウラン
今回花を探す余裕が有りませんでした。初めて逢った花だけupします🙇


このコースは日帰りで行っては駄目です🙅

疲れます❗ 疲れて疲れて足が痙攣だぃ😣
心が折れます❗ 折れて折れて心ポッキン😣
ひたすら長い❗長くて長くて嫌になります😣
高山病出ます❗ ゲロゲロゲロで頭痛です😣
危険度高し❗ 危険危険⚠堕ちたらヤバイ😣

悪口ばかり書いてしまいましたが、その分、充実感 達成感は半端無いです❗
ガスっていて眺望は有りませんでしたが、
ピークは山頂で男泣きしてしまいました😭

実はstartして間もなく体調悪く、体が重く吐き気が。誘っておいて挫折しそうに。そこで逆噴射ゲロゲロ😅でスッキリ爽やかになり、山行を続けたとさ😁

その後は黒戸尾根の鬼の様な洗礼を受けて、何度心が折れそうになった事やら😰
一人だったら挫折してたかなぁ😵
有難うMさん😂

こんなに辛い山行は後にも先にも無いと思いますし、やりたく無いです。今は。多分。でも時間がたてば分かりませんが…

今回の実CTです
自宅0:30~3:20尾白川渓谷P4:05st~笹の平6:00~刃渡り7:50~小屋跡8:20~七丈小屋10:05~八合目御来迎場11:05~甲斐駒ヶ岳12:35 12:55~八合目御来迎場13:55~七丈小屋14:35~小屋跡15:20~刃渡り16:30~笹の平17:45~尾白川渓谷P18:30~自宅21:00

CT15時間10分
実CT14時間25分(休憩込み)


追記

この日、10人位入っていました。
トレランが3名、そしてなんと女性が二人😲
70歳位の爺さんは二度目と言ってました😲
これらの人達が我々より早かったのは内緒なのです💦





プロフィール

蛍雪隊員

Author:蛍雪隊員
ようこそ!KKWF蛍雪山岳会の公式ブログへ

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR